6月25日 企画総務委員会

◆委員(井上ノエミ) 
 まず、すみだメディアラボの事業の内容についてお伺いします。
 事業展開においては、教育と研究と社会連携の3つがあります。教育ですが、墨田区の小・中学校と連携するとあります。是非、墨田区の学校のオンライン教育をサポートする事業をやっていただきたいと思います。教育コンテンツを開発することも大事ですが、先生の研修や、できれば子どもたちの研修もやってもらいたいと思います。
 現時点で、先生や子どもたちの研修も予定しているのか伺います。先生や生徒たちが来る場合には、ある程度の規模の駐車場が必要です。敷地内に駐車場は用意されるのかお伺いします。

◎企画経営室参事(郡司剛英) 
 電子学園からは、iU校舎及びメディアラボを活用して、夏休みまでに教員向けの研修あるいは子ども向けのイベント等を行いたいと聞いているところです。
 また、メディアラボ用の駐車場は設ける予定とは聞いていますが、規模や内容は未定です。
 いずれにいたしましても、今後具体的に協議を進める中で、教育委員会の意向も確認しながら進めていきたいと考えているところです。

◆委員(井上ノエミ) 
 社会連携の事業ですが、地域コミュニティの課題解決の場となっています。具体的にどのような問題を予定しているのかお伺いします。

◎企画経営室参事(郡司剛英) 
 電子学園からは、すみだメディアラボにおいて新型コロナウイルス感染症を踏まえた新しい生活様式の実現に向け、ICT技術で様々な課題を解決したいと聞いているところです。例えば、最先端のメディア発信力を生かして、区内の産業、観光等に関する情報発信、あるいは教育コンテンツの制作や提供、またメディア関連企業と連携いたしまして、施設を活用した健康関連事業等も行いたいと聞いているところです。

◆委員(井上ノエミ) 
 この施設の名称はすみだメディアラボですが、墨田区として毎年運営資金を支援することになるのでしょうか。サービスを提供してもらった対価として、ある程度のお金を支払うことは必要かもしれませんが、施設の運営費を毎年負担することは絶対やめていただきたいと思いますがいかがでしょうか、お伺いいたします。

◎企画経営室参事(郡司剛英) 
 すみだメディアラボはまだ仮称の状況ですが、あくまでもiUの研究開発拠点であり大学の施設です。したがって、基本的に区から何らかの運営資金を出す予定はありません。

◆委員(井上ノエミ) 
 この事業における千葉大学の役割は何かお伺いします。

◎企画経営室参事(郡司剛英) 
 今現在、メディアラボを千葉大学にも活用してほしいと申出を受けています。大学側にもその意向があります。今後、両大学の共同研究あるいは公民学連携組織でありますUDCすみだ、そういったところの活動にもこのメディアラボが活用できると考えられます。
 また、こうした連携を加速させるため、今後iU、千葉大学、墨田区で三者協定みたいなものも視野に入れていますので、今後とも両大学と協議していきたいと考えているところです。

◆委員(井上ノエミ) 
 次に、キャンパスコモンの整備について伺います。
 これまでの隅田公園や錦糸公園の再整備においては、地元区民の要望を取り入れて整備されたと聞いています。しかし、実際にはごく一部の区民の声しか反映していなかったと思います。区民の声を反映するためには、まず区民の代表である区議会議員が中心となって、多くの区民の声を集めるべきです。立花地域には地元の区議会議員がいますが、その方々を含めて、地域ぐるみの協議をして、地域の意向を反映させるべきと考えますが、ご見解を伺います。

◎企画経営室参事(郡司剛英) 
 キャンパスコモンにつきましては、大学間の交流や発表の場、地域の憩いの場として整備したいと考えています。
 文花地区には、当委員会の正副委員長もいらっしゃいますが、近隣町会、育成委員会、それから小・中学校等で構成されています跡地利用まちづくりに関する住民協議会という団体があります。この間、これまでも大学誘致に関して、機会を捉えて情報提供あるいは意見交換を行ってきています。
 今後も、地域の声を生かしながら、整備計画に反映させていきたいと考えているところです。